2020年5月10日日曜日

令和元年 環境計量士国家試験(環濃)問11の解説

問11(第70回 環濃)
「JIS B 7983 排ガス中の酸素自動計測器」は、ほぼ毎回出題される超頻出テーマです。
このテーマについては過去の出題内容を踏まえ、別のページで試験に出る要点をまとめてあります。


(解説)
1 解説ページにも書いてありますが、磁気式の計測器には、磁気風方式と磁気力方式があります。したがって、この記述に誤りはありません。

 解説ページに書いてないのでパスします。

 磁気方式は一酸化窒素の影響を受け、ジルコニア方式は未燃焼ガスの影響を受けます。これは大切なポイントです。
そのため、干渉成分の影響について試験を行う際の試験用ガスは、磁気方式には一酸化窒素が含まれたガスを、ジルコニア方式には一酸化炭素(未燃焼ガス)が含まれたガスを試験用ガスとして用います。

したがって、この記述は誤りです。

 解説ページに書いてありますが、ジルコニア方式は、酸素の電気化学的酸化還元反応を利用する電気化学式の一方式です。したがって、この記述に誤りはありません。


正解は