2025年9月22日月曜日

環境計量士と pH 測定方法(1)

ここでは環境計量士(濃度)の試験対策として、 pH 測定方法の校正と pH 標準液を扱います。

pH 計の校正はゼロ校正→スパン校正の順番に行い、それぞれの校正で使用する pH 標準液は以下の表になります。


 試料溶液の pH 値が7以下   試料溶液の pH 値が7を超える 
 ゼロ校正 ・中性リン酸塩
 スパン校正  ・フタル酸塩
・シュウ酸塩
・ホウ酸塩
・炭酸塩
・リン酸塩

スパン校正で使用する pH 標準液が5種類もあって覚えるのが大変ですが、 試料溶液の pH 値が7以下の場合、有機酸塩(フタル酸塩・シュウ酸塩)の標準液を用いる!と覚えれば、試験は乗り切れるはずです。


第75回(2024年12月)
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 〔解説〕

試料溶液の pH 値が7を超える場合ですから、有機酸塩(シュウ酸塩とフタル酸塩)が含まれている選択肢を除外すると、5だけが残ります。

正解は5


第72回(2021年12月)
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 〔解説〕

試料溶液の pH 値が7以下の場合、有機酸塩の pH 標準液を用います。

正解は1


第66回(2016年3月)
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 〔解説〕

ゼロ校正には「中性リン酸塩 pH 標準液」を使用しますから、選択肢は1に絞られました。

正解は1