2021年6月19日土曜日

環境計量士(濃度関係)国家試験問題の解説(環化) 第71回(令和2年)問25

📁第71回(令和2年)

マニアックな問題。2019年にkg(キログラム)の定義がこれまでの「国際キログラム原器の質量」から「プランク定数(単位はJs)」に変わったから、それに関連して出題されたような問題。今後、出題される可能性は低いと思うが、選択肢の2,3,5に誤りがないことぐらいは気付けるようにしてほしい。

アボガドロ定数は、物質量 1mol を構成する粒子(分子、原子、イオンなど)の個数を示す定数のことだから、「mol-1」で問題ない。

気体定数は理想気体の状態方程式 PV = nRT の R だから R = PV/nT に変形できる。PV は仕事を表すから J(ジュール)、n は mol、T は温度だから K(ケルビン)。つまり R = J/moL・K

電気素量は、電子1個または陽子1個のもつ電気量の絶対値で、1.602176634 × 10-19 C(クーロン)。ちなみに、電子 1mol は 96500 C/mol で、これをファラデー定数という。


正解は1