2020年5月15日金曜日

第70回環境計量士国家試験(環濃)問22の解説

問22(第70回 環濃)

「JIS K0102 工場排水試験法」では、金属元素の試験に用いる試料は硝酸を加えて pH を約1にして保存するのがセオリーですが、例外があります。そして、その例外が試験で問われます。

  • クロム(Ⅵ)の試験に用いる試料は、そのままの状態で 0 ~ 10 ℃の暗所に保存します。
  • 溶存マンガン及び溶存鉄の試験に用いる試料は、試料採取後、直ちにろ紙5種Cでろ過し、初めのろ液約 50mlを捨て、その後のろ液を試料とし、硝酸を加えて pH を約1に調節して保存します。


選択肢を見ていきます。

1 溶存鉄の試験に用いる試料なのに、ろ過していません。したがって、この記述は誤りです。


正解は