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2020年4月7日火曜日

第69回環境計量士国家試験(環濃)問15の解説

問15(第69回 環濃)
「校正」とは何か?
これが分かれば、正解に辿り着けるはずです。

「校正」を身近な例でたとえるのならば、「時計合わせ」が一番良い例えかもしれません。
最近は電波時計の普及で「時計合わせ」をわざわざ行う必要がないかもしれませんが、一昔前はテレビやラジオの時刻に自分の腕時計などの時刻を合わせていました。
これは時計の校正です。そして、テレビやラジオの時刻は校正用の時刻です。

ところでなぜ、テレビやラジオの時刻に自分の時計の針を合わせていたのでしょうか?

それはテレビやラジオの時刻が正しいことを誰もが認めていたからです。校正用のガスも同じです。校正用ガスは目的成分の濃度が正しいと誰もが認めるものでなければなりません。


さて、選択肢のに注目です。

『校正用ガス調製装置は、未知濃度の目的成分ガスから校正用ガスを調製することができる。』とあります。

未知濃度から正しい濃度のガスを調製することはできません。
したがって、これが誤りとなりますから、正解は2 です。


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