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2020年4月6日月曜日

第69回環境計量士国家試験(環濃)問12の解説

問12(第69 環濃)
簡単な計算問題です。落ち着いて取り組みましょう。

ある試薬を溶媒に溶かし、その質量濃度が 1.0mg/L の標準液を調製します。このとき、ある試薬をどれくらい量り取ればよいのか?を考える問題です。

調製する標準液の密度が 0.80g/ml なので、標準液の濃度(1.0 mg/L)の単位を mg/L から mg/kg に変更します。

なぜ単位を変更するのか?

それは試薬を溶かす溶媒の体積の情報が与えられていないからです。
問題文には「試薬を1.0 kg の溶媒に溶かし、物質Aの~を調製する」と書かれており、溶媒の質量しか分かりません。


というわけで、1.0kg の溶媒に物質A を 1.25mg 溶かせばよいことが分かりました。

ある試薬には物質Aが90%含まれているので、量り取るべき試薬の量は次のようになります。


以上より、正解は