2021年5月2日日曜日

環境計量士(濃度関係)国家試験問題の解説(環化) 第71回(令和2年) 問8

📁第71回(令和2年)

高校で学習する酸化還元滴定についての出題。学校の定期テストで出題されそうなほど簡単かつ基本的な問題なので、試験本番では確実に正解したい。


酸化還元滴定の計算は zCV = z’C’V’ の公式にあてはめるだけ。

z:価数
C:濃度(mol/L)
V:体積(mL)

z は酸化還元の価数だから、過マンガン酸カリウムは z = 5、過酸化水素水は z = 2 。この価数が分からないときは、半反応式を書けば分かる。

MnO4- + 8H+ + 5e- → Mn2+ + 4H2O
H2O2 → O2 + 2H+ + 2e-

半反応式が書けないと詰むから、主要な酸化剤と還元剤の半反応式は書けるようにしておこう。

公式 zCV = z’C’V’ より
5 × 0.10 × 12.0 = 2 × C’ × 20.0
C’ = 6 / 40 = 0.15 (mol/L)

正解は


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