白金器具の洗浄方法に関する出題です。
「JIS K 0050 附属書F」に示された洗浄方法とは若干異なりますが、多くの分析現場では次のような洗浄を行っているはずです。
① 汚れや付着物がない場合
白金ルツボと塩酸(1+1)をビーカーに入れて、煮沸しない程度に静かに加熱する。
② 内壁に金属酸化物が付着している場合
二硫酸カリウムもしくは二硫酸ナトリウムを入れて、バーナーなどを用いて加熱融解したのち、内容物が冷却するまで放冷する。
内容物を温水で溶かし出したのち、白金ルツボと塩酸(1+1)をビーカーに入れて煮沸しない程度に静かに加熱する。
③ 外壁に何かが付着している場合
白金の表面に傷がつかないように、重曹粉末などを指につけて磨く。水で洗い流したあと、①の操作を行う。
白金ルツボと塩酸(1+1)をビーカーに入れて、煮沸しない程度に静かに加熱する。
② 内壁に金属酸化物が付着している場合
二硫酸カリウムもしくは二硫酸ナトリウムを入れて、バーナーなどを用いて加熱融解したのち、内容物が冷却するまで放冷する。
内容物を温水で溶かし出したのち、白金ルツボと塩酸(1+1)をビーカーに入れて煮沸しない程度に静かに加熱する。
③ 外壁に何かが付着している場合
白金の表面に傷がつかないように、重曹粉末などを指につけて磨く。水で洗い流したあと、①の操作を行う。
さて、選択肢の3を見てみましょう。
白金の表面は傷がつきやすいので、白金ルツボをクレンザー入り洗剤で洗浄したら間違いなく白金に傷がつき、上司はブチギレます。
正解は3