2022年7月10日日曜日

第72回(2021.12)環境計量に関する基礎知識(化学)問4

📁第72回

これまで水質汚濁防止法(略称:水濁法)の第1条が出題される頻度は限りなくゼロに近い状態でしたが、第70回での出題に続き今回が2回目の出題です。今後出題される可能性があるので、余力のある受験生は試験本番の1~2週間前に太字部分に注意して条文に目を通しておくと良いかもしれません。


水質汚濁防止法 第1条
この法律は、工場及び事業場から公共用水域に排出される水の排出及び地下に浸透する水の浸透を規制するとともに、生活排水対策の実施を推進すること等によつて、公共用水域及び地下水の水質の汚濁(水質以外の水の状態が悪化することを含む。以下同じ。)の防止を図り、もつて国民の健康を保護するとともに生活環境を保全し、並びに工場及び事業場から排出される汚水及び廃液に関して人の健康に係る被害が生じた場合における事業者の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図ることを目的とする。

(解説)
水濁法はヒト(国民)の健康を守ることを目的とし、そのための手段として生活環境を保全することと明記されています。そして生活環境を保全するための手段として、排出水や浸透水を対象とした規制と生活排水対策が挙げられています。

以上より正解は