2021年5月22日土曜日

環境計量士(濃度関係)国家試験問題の解説(環化) 第 71 回(令和2年)問 18

📁第71回(令和2年)

高校で学習するモル計算についての出題。学校の定期テストで出題されそうなほど簡単かつ基本的な問題なので、試験本番では確実に正解したい。

はじめに与えられた数値から表を作成する。求める窒素(液体)の体積は V とおく。


 ちっ素(気体)  ちっ素(液体)
体積 2240 (L) V (L)
密度  0.800 (g/㎤)  
 モル体積  22.4 L/mol
分子量 2×14 (g/mol)

※標準状態(0℃, 1atm)ではどんな種類の気体でも、1mol の体積は 22.4 L になる。この値を標準状態の気体のモル体積といって、22.4 L/mol で表記する。

窒素(気体)の体積とモル体積から容器内の窒素の物質量を計算する。
2240 (L) / 22.4 (L/mol) = 100 mol

窒素 1mol の質量は 28g だから、窒素 100mol の質量は 2800 g
液体窒素の密度が 0.800 g/㎤ だから、体積 V は 2800 (g) / 0.800 (g/㎤) より 3500 ㎤
1㎤ = 0.001L より 3500㎤ = 3.5 L

正解は


参考動画