環境計量士(濃度関係)試験に合格するためには、試験で6割ぐらい正解する必要があります。出題される問題数が1科目当たり25問ですから、その6割である15問正解すれば良いということです。
具体的にどのようにして勉強を進めれば良いのか?
多くの人は参考書や問題集を購入して、最初のページから丁寧に勉強してしまいがちですが、それでは限られた勉強時間を有効に活用できないでしょう。
限られた勉強時間を有効に活用したければ、毎年出題される内容を把握し、それらを優先的に繰り返し学習する必要があります。
毎年出題される内容とは?
『化学分析概論及び濃度の計算』の平成27年から令和元年までの過去6回分の出題傾向を分析したところ、毎年出題される内容が4つありました。
次の試験で必ず出題される確証はありませんが、その可能性は高く、勉強する価値はあります。
※カッコ内の数字は、出題される問題の番号を示す。たとえば問3は毎年、ガスクロマトグラフについて出題される。
経済産業省のホームページに、第59回から現在までの過去問が掲載されています。これをダウンロードし、上記4つの内容に関連する問題を繰り返し学習すれば、本番でもほぼ確実に正解できる力がつくはずです。
これで4問が正解! 合格まであと11問!
次に学習する内容は、平成27年から令和元年までの過去6回のうち4回以上出題された、⑤~⑪の7つです。
これらも過去問で繰り返し学習します。
私の勝手で無責任な予想ですが、次の試験で4問ぐらいは⑤~⑪に関連した問題が出題されるのではないでしょうか?
これで合計8問正解です。 合格点まであと6問‼
続いて学習するのは、計算問題と平成27年から令和元年までの過去6回のうち3回出題された⑫~⑱の7つです。
計算問題を苦手とする人もいるでしょう。しかし、計算問題は毎年必ず3問出題されますし、その難易度も高校生レベルの問題ばかりですから、これを捨てるのはもったいない。
また、⑫と⑬は毎年交互に出題されます。たとえば、令和元年では⑫が出題されたから、翌年は⑬が出題されると予想できます。
ここまで繰り返し学習ができているのであれば、ほぼ合格圏内でしょう。
あとは前年の過去問を中心に2~3年分の過去問を勉強すれば、合格できる力は確実についているはずです。
あとは運のみ。健闘を祈る。
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