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2020年8月30日日曜日

限られた時間で環境計量士(濃度関係)に合格する勉強法

環境計量士(濃度関係)試験に合格するためには、試験で6割ぐらい正解する必要があります。出題される問題数が1科目当たり25問ですから、その6割である15問正解すれば良いということです。


具体的にどのようにして勉強を進めれば良いのか?

多くの人は参考書や問題集を購入して、最初のページから丁寧に勉強してしまいがちですが、それでは限られた勉強時間を有効に活用できないでしょう。

限られた勉強時間を有効に活用したければ、毎年出題される内容を把握し、それらを優先的に繰り返し学習する必要があります。


毎年出題される内容とは?

『化学分析概論及び濃度の計算』の平成27年から令和元年までの過去6回分の出題傾向を分析したところ、毎年出題される内容が4つありました。

次の試験で必ず出題される確証はありませんが、その可能性は高く、勉強する価値はあります。

①ガスクロマトグラフ (問3)
②原子吸光光度計 (問9)
③排ガス試料採取方法 (問13)
④浮遊粒子状物質自動計測器 (問24 or 問25)

※カッコ内の数字は、出題される問題の番号を示す。たとえば問3は毎年、ガスクロマトグラフについて出題される。

経済産業省のホームページに、第59回から現在までの過去問が掲載されています。これをダウンロードし、上記4つの内容に関連する問題を繰り返し学習すれば、本番でもほぼ確実に正解できる力がつくはずです。

これで4問が正解! 合格まであと11問!

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次に学習する内容は、平成27年から令和元年までの過去6回のうち4回以上出題された、⑤~⑪の7つです。

⑤吸光光度計 (問5)
⑥ICP発光とICP-MS (問7)
⑦排ガス窒素酸化物 (問8 or 問10)
⑧排ガス中の酸素自動計測器 (問11 or 問19)
⑨ガス分析装置の校正 (問15)
⑩流れ分析 (問19)
⑪GC-MS

これらも過去問で繰り返し学習します。

私の勝手で無責任な予想ですが、次の試験で4問ぐらいは⑤~⑪に関連した問題が出題されるのではないでしょうか?

これで合計8問正解です。 合格点まであと6問‼

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続いて学習するのは、計算問題と平成27年から令和元年までの過去6回のうち3回出題された⑫~⑱の7つです。

計算問題を苦手とする人もいるでしょう。しかし、計算問題は毎年必ず3問出題されますし、その難易度も高校生レベルの問題ばかりですから、これを捨てるのはもったいない。

また、⑫と⑬は毎年交互に出題されます。たとえば、令和元年では⑫が出題されたから、翌年は⑬が出題されると予想できます。

⑫pH測定法 (問1)
⑬イオン電極法 (問1)
⑭IC
⑮赤外線ガス分析計
⑯水素化ヒ素
⑰HPLC
⑱不確かさ

ここまで繰り返し学習ができているのであれば、ほぼ合格圏内でしょう。

あとは前年の過去問を中心に2~3年分の過去問を勉強すれば、合格できる力は確実についているはずです。

あとは運のみ。健闘を祈る。

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