検知管についての基礎知識を確認する問題。まずは検知管についての基本を確認しよう。
気体検知管は対象とする気体に対して変色反応を示す検知剤をガラス管などに充てんし、両端を熔封して、表面に濃度目盛を印刷したもの。
使用する際は検知管の両端を専用の器具で折り取り、専用の気体採取器を用いて気体を通気させ、色が変化した先端の目盛りを読むことで気体の濃度を測定する。
したがって、空欄の(イ)には「反応」、空欄の(ウ)には「変色先端」が入るから選択肢は1と5に絞られる。
さて、空欄の(ア)には連続的と間欠的のどちらが入るのだろうか?
多くの人が想像する検知管による測定方法は動画のように、検知管を装着した専用の気体採取器のハンドルを一気に引いて、シリンダ内に真空状態を作ることで試料ガスを吸引して検知管に気体を通気させる真空方式だろう。
これに対して設問となっている JIS K 0306 は、自動ガス採取装置により決められた時間、一定速度で連続して検知管に試料ガスを通気させる電動吸引方法。
したがって、正解は1