高校で学習する鏡像異性体(エナンチオマー)についての出題。学校の定期テストで出題されそうなほど簡単かつ基本的な問題なので、試験本番では確実に正解したい。
鏡像異性体(エナンチオマー)の有無を判定するには、はじめに図の右隣に1本の縦線を引く。
次にその線の右側を鏡面と見立てて、その鏡面に映し出される図を描く。
鏡面に映し出された右の図と左の図を比較したときに左右の図が重ならないのであれば、左右の図は鏡像異性体の関係にある。
選択肢の2も同じようにして考えてみる。
これも鏡面に映し出された右の図と左の図は重ならない。したがって、左右の図は鏡像異性体の関係にある。
選択肢の3はどうだろう?
右側の図を時計回り(反時計回りでも良いが…)に180度回転させてみる。
すると左右の図が重なるから、この分子は鏡像異性体をもたない。正解は3
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