ここでは環境計量士(濃度)の試験対策として、 pH 計の校正方法 と pH 標準液を中心に扱います。
pH 計の校正はゼロ校正→スパン校正の順番に行い、それぞれの校正で使用する pH 標準液は以下の表にまとめてあります。
試料溶液の pH 値が7以下 | 試料溶液の pH 値が7を超える | |
ゼロ校正 | ・中性リン酸塩 | |
スパン校正 | ・フタル酸塩 ・シュウ酸塩 |
・ホウ酸塩 ・炭酸塩 ・リン酸塩 |
スパン校正で使用する pH 標準液が5種類もあって覚えるのが大変ですが、試料溶液の pH 値が7以下の場合は有機酸塩、pH 値が7を超える場合は無機塩から調製された標準液を用いるのが特徴ですね。
〔解説〕
試料溶液の pH 値が7を超える場合ですから、有機酸塩(シュウ酸塩とフタル酸塩)が含まれている選択肢を除外すると、5だけが残ります。
正解は5
〔解説〕
試料溶液の pH 値が7以下の場合、有機酸塩の pH 標準液を用います。
正解は1
〔解説〕
ゼロ校正には「中性リン酸塩 pH 標準液」を使用しますから、選択肢は1に絞られました。
正解は1