2023年6月4日日曜日

第73回(2022.12)環境計量に関する基礎知識(化学)問6

 📁第73回(令和4年12月)

紫外・可視分光では光を nm 単位の波長で示していましたが、赤外分光では μm 単位にした波長を用いるか、もしくは ㎝ 単位にした波長の逆数(㎝-1)を使用します。そして、㎝ 単位にした波長の逆数のことを波数(wavenumber)といいます。

さて、設問にある 5000nm という波長について考えていきます。
赤外分光では nm 単位は使用しませんから、波数(㎝ 単位にした波長の逆数)に変更します。

n(ナノ)= 10-9 ですから 5000nm = 5000×10-9 m
c(センチ)=10-2 ですから 5000×10-9 m = 5000×10-7 cm = 5.0×10-4 cm

これの逆数は 5.0-1×104 = 2000 cm-1


正解は