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2022年8月26日金曜日

第72回(2021.12)化学分析概論及び濃度の計算 問8

📁第72回(令和3年12月)

「JIS K0098 排ガス中の一酸化炭素分析方法」からの出題は、3~4年に1回の頻度で出題されています。第68回(10)、第64回(14)、第61回(10)では、①捕集バックと②ガスクロマトグラフ法について問われました。

※カッコ内の数字は問題番号


捕集バッグ

捕集バッグによる試料採取は、四ふっ化エチレン樹脂製やポリプロピレン製などの ガスの透過性の小さい ガス採取用のもので内容積1ℓ以上の袋を用いる。


ガスクロマトグラフ法

熱伝導度検出器(TCD)、光イオン化検出器(PID)、メタン化反応装置付き水素炎イオン化検出器(FID)を備えたガスクロマトグラフを用います。 また、これらの中で定量範囲が高濃度(0.05 vol %以上)のものは、熱伝導検出器(TCD)を備えたガスクロマトグラフのみです。


さて、設問を見ていきます。

1.検知管法を使用することができるのか?できないのか?は上記①②の内容からは分からないので、保留にしておきます。

2.①より捕集バッグは使用できると判断できますから、この記述内容は正しいと言えます。

3.赤外線吸収方式が連続測定に使用できるかどうかは、上記①②の内容からは分からないので、保留にしておきます。

4.上記①②の内容からは分からないので、保留にしておきます。

5.メタン化反応装置付き熱伝導度検出器(TCD)ではなく、メタン化反応装置付き水素炎イオン化検出器(FID)です。

正解は5