📁第71回(令和2年)
ディスクリミネーション(discrimination)についての出題。
ガスクロマトグラフ分析において、広い沸点範囲の試料を注入したときに、注入した試料とカラムに入った試料の組成が変わってしまうことをディスクリミネーションという。
試料を注入した際、シリンジのニードルに残った試料の低沸点成分が注入口の熱によって気化してカラムに入ってしまい、高沸点成分は気化せずにニードルに残ることがある。その結果、高沸点成分の組成比が相対的に小さくなってしまう。
したがって、選択肢1の記述内容が誤り。